アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、乾燥により皮膚のバリア機能が低下し、アレルゲンなど様々な刺激を受けることで痒みのある湿疹を生じ、良くなったり悪くなったりを繰り返す皮膚の病気です。
症状
年代によって症状が現れる部位や皮疹に一定の傾向があります。
乳児期(~2歳)
生後2~6ヵ月頃より顔、首、頭部などの露出した部位に赤いじゅくじゅくした湿疹が現れます。1歳前後より次第に乾燥した湿疹に移行していきます
幼児期・学童期(2~12歳)
乳児期より顔の症状は軽くなり、首、わき、肘、膝に症状がでることが多いです。
思春期・成人期(13歳~)
上半身を中心に、とくに顔に湿疹が強くなる傾向があります。
治療
スキンケア
清潔を保ち、皮膚の保湿・保護をするのが基本です。
・入浴温度は38~40℃とぬるめで短時間がおすすめ
高温、長時間だと乾燥や痒みが悪化します
・石鹸はよく泡立て、手で洗います。タオルは使用しません。
・乾燥の強い部位、冬の乾燥する季節には必要以上に石鹸を使わない。
・入浴後はすぐに保湿をします。
悪化因子への対策
・汗をかいたら早めに優しくふき取る、洗い流す。
・衣服はごわごわした素材を避ける。
・掻いても傷をつけない様、爪は短くする。
・アレルゲンの検索(採血検査が可能です)
ダニ→布団やベッド、ソファ、じゅうたんなど掃除機を頻繁にかける
花粉→帰宅後すぐ着替える、洗顔、花粉用メガネ、マスク、花粉防護スプレー
病院での治療
塗り薬、紫外線、飲み薬、注射による治療があります
塗り薬
・ステロイド
・非ステロイド(プロトピック、コレクチム、モイゼルト、ブイタマー)
飲み薬
・抗ヒスタミン薬
・免疫抑制薬
紫外線治療
生物学的製剤(注射)
・デュピクセント
・アドトラーザ
・イブグリース
・ミチーガ
JAK阻害薬(飲み薬)
・リンヴォック
・サイバインコ
・オルミエント